2024/09/05
こんにちは。ユナイトの中浦です。
2024年の日本では、非常に厳しい暑さが続いています。特に8月には、関東地方の複数の地点で最高気温が記録更新されました。一部の地域では40度近くまで達する日もあり、猛暑日が続いています。私は趣味でサーフィンを30年近くしており、海水温度がこんなに高かった年は記憶にないくらい肌で感じております。
ところで皆さんは熱中症になっても治れば大丈夫だと思っていませんか?
実は熱中症にかかると、後遺症が残るリスクがあることをご存じでしょうか。
熱中症は、体温調節機能が破綻し、体内の温度が異常に上昇することで発生します。これが重度になると、脳や臓器に深刻なダメージを与える可能性があり、その結果、以下のような後遺症が残ることがあります。
- 脳機能の障害
- 高熱が脳にダメージを与えると、記憶障害、集中力の低下、判断力の低下など、神経系の後遺症が発生することがあります。
- 腎臓や肝臓の機能障害
- 熱中症は腎臓や肝臓にも影響を及ぼし、これらの臓器が適切に機能しなくなるリスクがあります。これが持続すると、慢性腎不全や肝機能障害につながる可能性があります。
- 筋肉の損傷
- 熱中症によって筋肉が損傷すると、横紋筋融解症(筋肉が分解されて筋肉細胞が血流に流れ込む状態)を引き起こし、これが原因で長期的な筋力低下や運動機能の障害が残ることがあります。
- 循環器系への影響
- 重度の熱中症は心臓に負担をかけ、長期的な循環器系の問題を引き起こす可能性があります。
これらの後遺症のリスクは、熱中症が早期に適切な治療を受けるかどうかに大きく依存します。熱中症の初期症状を見逃さず、早めの対処が重要です。
熱中症は誰にでも起こり得る身近なリスクであることを認識することが大切です。特に子どもや高齢者は、熱中症にかかりやすいため、周囲の大人が注意を払う必要があります。私たち一人ひとりが、日常生活の中で適切な対策を講じることで、熱中症のリスクを減らし、暑い季節を安全に過ごすことができるでしょう。
この夏も熱中症に注意し、健康を第一に考えた生活を心がけましょう。